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『王国崩壊』
[古代世界史][第12章16節]
[イシュリトア大陸11284-6]
[著者へリア・トワイス]
イシュリトア暦2125年 イシュリトア大陸を統治していたリムケル王国初代国王イルファミスは、その生涯を終えた。イルファミスの遺言により、王位は娘のミスレティアが継承することとなった。
しかし、これに異を唱えたドレスティオ家が、イルファミスの兄であるグレイリスの息子ファミリウスを擁立して挙兵すると内戦が始まった。内戦によってリムケル王国の力が衰え始めると、大陸各地で独立の機運が高まった。イシュリトア暦2130年ダレイ地方の都市ステノンが独立を宣言すると、独立の動きは大陸全土に広がった。王国は初め独立の抑え込みを試みたが、独立勢力が力をつけると独立を認めた。イシュリトア暦2134年 リムケル王国は483の都市国家に分裂し、王国は崩壊した。