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『聖王イルファミス』
[偉人伝 第1巻][第1章1節]
[イシュリトア大陸13089-2]
[著者:ペリトラス]
イルファミス・リムケル イシュリトア暦 2040~2125
イルファミス・リムケルはトリム地方のリムケル村で生まれ育った。母はルインダ、父はカラミア。兄弟には兄のグレイリスがいた。父カラミアは人間を神々の隷属から解放するための活動を行っていた。8歳の頃に反逆の罪で父が処刑されたことをきっかけに、イルファミスは兄グレイリスと共に父の意思を継いで神々と戦うことを決意する。12歳になると兄とともに戦う仲間を探すべく、大陸各地を巡るたびに出た。4年間の旅を終えたイルファミスは出会った10人の仲間とともに12人で天界に侵入すると、12の神器を盗み出した。神器で武装したイルファミス一行は神々に宣戦布告をし、5年間に渡る神人戦争が始まった。
激戦の末に地上から神々を一掃することに成功すると、イルファミスは故郷のリムケルを首都とするリムケル王国を建国し神々への勝利宣言を行った。その後イシュリトア大陸全土を平定し、法による平和を実現すると聖王として尊敬を集めた。